2013年4月28日日曜日

米軍基地で21kmのハーフマラソンを走る 第17回東日本国際親善マラソン

初のマラソン大会、感動のゴールなるか?

2013年4月21日(日)に神奈川県相模原市にある
米軍基地の相模総合補給廠でマラソン大会に出場した。

実はマラソン大会は初めて。本格的に走り始めたのは2012年の1月頃からで
走り始めてから、だいたい1年と4ヶ月ほどでの初出場。

きっかけは会社の先輩から大会に出ようと誘われたこと。
話を聞いてその場でネットから手続きをして無事エントリーが完了した。
本大会では一番長距離のハーフマラソン21kmである。

4月も半ば。大会までの1週間は天気も良く、「The 春」といった感じ、だった。
そう過去の話である。その時はまだ気持ちもゆるんで安心していた。



大会まであと4日。
週間天気を確認する。

え。土日は「雨」?しかも「すごく寒い」??

いやいや、またそんなこといって〜。
まあ、初の大会だし結構気合いも入っている。
雨だろうがなんだろうが絶対に走るぞ!

という意気込みで当日を迎えた。


予報通り、「大雨」で「極寒」である。


しかし救いはアメダスを見ているとおそらく11:45のスタート頃には
雨は止むだろうと予測して出発した。

そして相模原駅に着くと長蛇の列。




米軍基地だけに警備は厳重で、入場ゲートでは入念な荷物検査と必要があればボディチェックも行われていた。先日ボストンマラソン爆弾テロ事件もあったしね。
うん、あれは怖すぎる。

およそ40分ほど並んでゲートをくぐり、受付まで進むのだが

寒い。寒すぎる。
横殴りの雨と風。ダウンコートが欲しいくらい。

後日知ったけど4月も下旬なのに、その日の「平均気温」はなんと7度。
ちなみに3〜4日前は19度なので、いかに酷い気温だったかがよくわかると思う。

受付を済ませるも、天井があるところがほとんどなく、吹きっさらしである。
芝生も大雨でえらいことになっていたので、なんとか建物のギリギリ雨をかぶらない
陰に荷物を置くことができた。
すぐに着替えてストレッチをして準備する。



ちなみにもう一人の会社の先輩は遅れて到着し、
入場ゲートの荷物チェックによる長蛇の列のおかげでスタートに間に合わなかった。


11:45のスタートは、少し遅れて12:00に変更になった。
ちなみに予測通りスタート直後に雨は上がることになる。

ブラブラ散歩しながらスタート直前にスタート地点に向かったら、
これが失敗。

スタート地点は混雑していてほぼ最後尾からのスタートになった。



スタートの合図が鳴って、周りが歓声を上げるも集団後方は一向に動く気配がない。
僕は走るときにはいつもiPhoneのGPSとアプリのRun Keeperを使って
タイムやペースを計測している。
当日もそれを使っていたのだが、後で確認すると集団は3分も動かなかったようだ。

ようやく動き出してもこれが遅い。遅すぎる。
抜かそうとするも、人が多く道も狭いのでなかなか抜かすことができない。
道路から外れて芝生を走って抜き去るも、地面は大雨でぬかるみ、
靴が嫌な感触とともに泥で真っ黒かつグチョグチョに濡れてしまった。

しかし初めての大会で興奮気味。とにかく人を抜かして前に前に、少しでも早く走るよう頑張った。これが最終的に功を奏して記録に結びつくのだ。

一人での練習には無く、大会にあるものの一つとして「給水所」が約3kmごとにある。
これぞ我が憧れの「給水所」!
テレビで見た、ランナーが給水所でさっそうと水をゲットし、
走りながら飲み干し、紙コップを沿道へ投げ捨てる、
あの一連の動きに憧れていたのである。

ついに時は来た。
俺、とっちゃうよ!

さっそうと水を取り、飲み干す!!  ???

げほげほげほげほ

飲めるかっての!

走りながら飲むにはコツがいるのだ。
2回目も失敗し、3回目でようやくマスターしたのだが
飲むときは呼吸を止めなければいけない。

マラソン中に少しでも息を止めるのはキツいのだが、
それでも飲むと随分疲労感が取れるので、給水所毎に全て給水した。
おそらく4回目からは自分の理想のイメージ通り、超格好良く給水できたはずだ。多分。

ランは、いつも練習では10kmまでは結構余裕なのだ。
そして14kmを超えてから壁がやってくる。

ちなみに前に1度だけ1人ハーフマラソン大会を開催した時は
バテバテのヘロヘロで2時間20分。

1度経験しているのだが、今回も14kmを過ぎてからがえらく苦しい。
しかし、苦しくなった時に目の前にビールをイメージすると、
これがなかなかどうして頑張れることがわかった。煩悩万歳。

最後の1kmはもうグダグダだったが、
奇声を上げながら僕を抜き去ったおじさんに妙な対抗意識を燃やしてしまい(いや、でもおじさんはともかく、高齢者とおぼしき方も早い早い!!ハーフに出るくらいだから相当な手練である)、全力ダッシュで抜き返してゴールイン。
やったよ俺。頑張った。もう歩けない走れない、足痛いけど気分はサイコー!


タイムはグロスタイム(スタートの号令からゴールまで)で1時間52分。
ネットタイム(自分がスタート地点をまたいでからゴールまで)で1時間49分。



上出来である!やはり大会の醍醐味は、実力以上の実力を発揮することだと思った。

初のマラソン大会は無事完走。タイムも大満足の結果に終わった。
順位は1377人中510位。
自分がエントリーしたハーフマラソン「一般男子」エントリー人数が2330人。
当日の参加者が1377人なので約1000人が棄権したことになる。朝は大雨だったもんなぁ。


当日は、もう燃え尽きたし二度と走るもんかと思ったが、
次の日は「フルマラソン、走ってみたいなぁ」と思い始めるから困ったものである。

ちなみにその後3日間は歩き方が不自然で、初日は下り階段で手すりを使ったのは
ここだけの秘密である。

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