2012年7月10日火曜日

内閣府の原発政策に対するパブコメに投稿


7/31まで内閣府では下記のようなパブコメを募集しています。

「エネルギー・環境に関する選択肢」に対する
御意見の募集(パブリックコメント)について

http://www.npu.go.jp/policy/policy09/pdf/20120702/20120702.pdf

僕も書いて送っておきました。

一応メモとして書いた内容を残しておきます。




【概要】
(原発)ゼロシナリオを選択すべきです(シナリオは3つあります)。今日まで原発が稼働できた理由は使用済み核燃料を処理する「高速増殖炉」がまわる事が前提でした。しかし、今後50年は回らない事が明確になり、原発政策の妥当性は崩壊しました。


【内容】
目の前の発電量よりも使用済み核燃料処理の方が大問題です。概要にも書いた通り、高速増殖炉が稼働し、使用済み核燃料を更なる発電へと利用できるという前提でこれまで原子炉を回し続けてきています。しかし、今後50年は高速増殖炉が完成しないことが総合資源エネルギー調査会基本問題員会でも明確に発表されました。処理することのできない使用済み核燃料は、既に各原発に設置されている使用済み核燃料プールの中に一杯です。これをどこに処理するのでしょうか。許容量的に緊迫した課題のはずです。また、もし最終処理を行うにしても2万年以上も安定して保管できる場所が火山国日本のどこにあるでしょうか。これは原子炉稼働に関しても同じ事です。国会事故調でも原子炉破損の原因は津波ではなく地震の可能性について言及されました。今後、漫然と原子力政策を続けるならば第二、第三の福島が必ず出ます。地震に原子炉は耐えられません。

今現在の過渡期に原子力を利用するのは仕方がないと思います。しかし、もう国は原発をゼロに、もしくはゼロに近い形を目指して新しい世界の方向へ舵を切って進むべき時だと思います。



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