2011年3月23日水曜日

原発に関わる水汚染に関して友人に宛てたメール

ビールを飲みながら、今日水をたくさん買った事をSNSで書き、知り合いの女性から「買い占めやめろと言われているのに!乳幼児にまわせ!」(意訳)というお怒りメッセージを頂いたことに対する僕の返信メールです。本当は普通にやんわり怒られました。

酔った勢いと良い機会なのでここに残しておきます。細かいことには触れていませんが僕の考えです。以下送ったメール文。



明日から妊婦や乳児には水が配られます。
誰もが安全な水を飲めればいいですが、それはもう関東では無理です。
それでも人目につく状態で投稿したのは反省します。

以下は僕の現実的に考えている重い話です。
気分を害しても構わない場合のみ読んでください。
読まない場合はほんとうにごめん。




原発問題は炉心を最低数年にわたって冷却が必要です。冷却機能は相当破壊され、修理すら近づくことができない線量だと言うことが昨晩東電も認めています。
随分前に建家が崩壊して、これからも放射性物質が常に放出されます。3月15日、21日~今まで吹いているような風(東京に吹く風)が吹き、ちょっと雨が降るだけでこれだけ水が汚染されます。

さらに水の汚染に関して、日本はWHOが定める数百倍の値が規定値として3/17に暫定設定されました。日本は成人300ベクレル/Lといいますが、世界(WHOや米)では0.1~10ベクレル/Lが限度です。

僕は震災後から世界の放送、フリージャーナリストのインターネット中継~レポート等を毎日深夜まで追い、自分で考えました。僕自身も各地の放射線をリアルタイムでネットチェックしてわかる線量の大幅変化も、政府の発表は非常に遅く、福島では正しい情報を今も伝えられず、1年の値に数時間で到達する被爆をした方がたくさん居ます。茨城でも早朝からわかっていた警告レベルの線量を昼になってようやく警告を出すのが現状です。

今回の水問題は、知らなければ自分が数年後に体調不良や命の危険まで心配をしなければいけない問題で、もはや普通に住めるレベルではありません。
僕が買った量も1人で最長50日。50人でわずか1日のレベル。それほど水の消費は膨大です。乳幼児や妊婦だけと仮定しても皆に行き渡る水が店頭やネットにはそもそも売られていません。買い占めという言葉は無意味なくらい水の必要量は膨大です(空気も同じようなものです)。そして水は僕ら個人でなく国が管理をすべき問題です。
後年に検証されると思いますが、これほど拡大した原発事故は間違いない国と東電による対応ミスの人災です。僕はもはや東京は住めるような状態ではないと思っています。
それを分かっていて住む上での蓄えだと考えます。

これは他人が言った言葉ですが、「今は日本国民が正しいパニックを起こす時」です。あまりに真実が隠蔽され、メディアに毒され、正常な判断ができていないと考えています。原発の予断を許さない状況(もう一歩で数百万人がガンで死ぬ)など、書きだせばキリがないですが、もし例え問題が収束したら、何もしらないまま国を信じて生きるでしょう。逃げなければ死ぬかもしれない。そんな状況は、僕は今は、第二次世界大戦の際に「日本は勝ってる、勝ってる」と言われて多くの人が亡くなったような戦時中だと認識しています。










いつまでこれを掲載するかわからないけど、一応置いておく。

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