2005年4月18日月曜日

ブルースライブ!ライトニング・イン・ア・ボトル


ぶっ飛んで来ました。映画館でこれ程ステップを踏んで首を振るのは初めてです。

そう、映画「ライトニング・イン・ア・ボトル」を観に大阪は梅田へPM9:00(遅)
お客さん、日曜のこの時間だろうか・・ほとんど居なかったよ。。

この映画はBLUES生誕(生誕と言うのか?発祥の間違いじゃないのか・・?)100周年を記念して現存の(笑)BLUESMANの大御所面々が一同に介す歴史的なイベントをレコーディングした映画です。

ブルースは年を取るごとにその味わいを増すというが、長老(といっては死ぬ程失礼)達の燻し銀のプレイは度肝を抜く激しさで、老いってなんだろう?と頭を悩ませてる、、なんて考える余裕も無く、爆発的に次々と名演が繰り広げられていきました。

僕自身、ブルースと出合ったのは高校1年生(注:現在24歳です)。レッドツェッペリンを愛聴していると、当然の如く、ジョンリーフッカーやハウリンウルフ、そしてBBキングらと出会うわけで、特に当時BBキングのライブ アット リーガルに夢中になり、バックにCDをかけ、無茶苦茶にボロボロに、リッチーブラックモアに憧れて自分でスキャロップド加工し、エアロのロゴを半田ごてで焼き付けたロックギターでブルースを高校から帰ってから晩御飯までの数時間、爆音で引き続け近所迷惑をひたすら続けた高校時代でした。そんなブルースが相当好きなルーツを持っていた僕は相当この映画を楽しみました。

ハウリンウルフの名演をささえたヒューバートサムリンの動く映像を見れたのは感激です。このギグの前に片肺を摘出したらしいのですが、ステージでは、これでもか!といわんばかり、ギタリストの中で一番激しい動きをしながら指スライドギターをノリノリでキメていた姿に、思わず身を乗り出して見入ってしまいました。

ブルースは決して音符に表す事のできない音楽だ。大事な事はその行間を読み取る事にある。と。体から、足の裏から頭に向けて、黒い塊が湧き上がるように歌い上げるBBキングはやはりキングでした。

ブルースは感情だと思う。その感情が激しければ激しいほど凄まじいステージになりと思う。しかし社会生活は感情を押し殺して生き続ければならないものだ。
ゆえに、社会生活を傍らで勉強しつつも、地位的にドロップアウトした僕は、しかしながら素晴らしい世界と道が残っている。

今日、原点回帰し、昔大事だったものを思い出し、再び世界に、この黒い塊をぶつけてみようと思う、映画でした。

ライトニング・イン・ア・ボトル
ウィスキー・イン・ア・ボトル
アイ・ハブ・マーシー
ラブ・ブルース!

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