2010年4月15日木曜日

Carole King&James Taylor Live 日本武道館 4/15

キャロル・キングは以前にファーギーとメアリーJブライジと来たときに観たのだが、ジェイムステイラーは初めて。それもそのはず前回は1995年なので僕は中学2年生です。高校生でジェイムステイラーを知り、その歌声と楽曲に惚れ込み、落ち着いた気持ちになりたい時は必ず彼のCDを聴いていました。
日本ではキャロル・キングの方が有名ですが、僕は二人を比較した時、間違いなくジェイムステイラーの方が何倍も好きでした。もちろんキャロル・キングも大好きですが。その二人が来ると聞いたら迷わず行きます。オフィシャルサイトでチケットを予約し、武道館の最前列から9列目をゲットしました。

生で見るジェイムステイラーは、禿げてました。すごく綺麗に剥げているんです。
観客から歓声を受けると、頭をかくんです。凄くカワイイんです。
ギターはフィンガーピッキングで自由自在に操ります。もう達人の域。曲はキャロル・キングよりもジェイムステイラーの方が多くて、キャロル・キングを一度観た自分には嬉しいセットリストでした。

しかし、今回驚いたのがバックバンド。ジェイムステイラーのスタジオアルバムは驚くほど完成度の高い演奏で収められていると思うのですが、どうやら彼らがずっと演奏していたようなのです。ベースはLeland Sklarという方なのですが、演奏を観て聴いて僕は惚れてしまいました。信じられない指の動きと安定感。バンドはこの人に支えられていると言っても過言ではない達人さでした。この人が演奏しているCDを集めようと思うくらいに衝撃を受けました。
そしてドラム。武道館は音が悪いと思っていました。しかしこの日の武道館と自分の席は非常に音が良く、PAもナチュラルな音色を目指したのかあまりコンプはかけていない様子でドラムの強弱がよくわかりました。それはメリハリを生み、盛り上げるところは盛り上げ、静かに聞かせるところでは静かに聞かせる。この日のミュージシャンが必要としている表現をしっかり伝えられるPAだったのでドラマーの本領がしっかりと伝わってきました。
素晴らしい曲とミュージシャンと演奏。全てが至福の時間でした。
今回特に思ったのは、リズム隊の善し悪しでバンドの善し悪しは完全に決まってしまうという事です。彼らリズム隊が素晴らしいからこそ、キャロル・キングとジェイムステイラーがさらに光輝いたのだと思います。頭もね。
夢のような時間を過ごしました。